IntelliJ IDEA を買った
IntelliJ IDEA が Java 20周年を記念して安くなっていて、とはいえ $159 もするんだけど (ふだんは $199)、せっかくなので買ってみた。
Emacs を10年くらい使っているんだけど、いろいろ良くないところもあって
- UI が ncurses みたいで、ビットマップディスプレイを活かせてない。
 - プログラミング言語に対応した編集支援機能を、デフォルトでもっと色々つけてほしい。クラスとファイルを一気にリネームするのとか、flymake とか、なにも設定せずともできてほしい。
 - キーバインドと Emacs Lisp による学習障壁の高さが、自分は大分なれてしまったけど、人にはすすめずらい。これから長期で投資を回収できるか自信がない。
 - Emacs Lisp はべつに好きじゃない。
 
というので、そろそろ用途を縮小させていきたい。
今年の頭には Atom も使ってみたんだけど、Atom は遅いのと、べつに IDE ではない割にフォルダに対応したウィンドウを開きがちで Emacs にもならないのと、CoffeeScript が嫌なのと、Chrome をクロスプラットフォームレイヤにするのがごつすぎるのとで、そこまで好きになれなかった。
IntelliJ IDEA は、すでに Scala を書くのと Android Studio では使っていて
- UI は OS X っぽくはないけど、それなりにいまっぽい。
 - ほとんど設定しなくても Java と Scala はそれなりに理解できて、いらない import も教えてくれる。
 - キーバインドはふつうだし、Android Studio だし、流行っているので人にすすめやすい。
 - それなりに速い。
 - Java もべつに好きじゃないけど妥当。
 - Community Edition 部分はオープンソースなので、ある程度はソースコードも読める。
 
というあたりが気に入っている。ちなみに Git にコミットするのにはいまだに Emacs から magit を使っていて、IDEA からどうやるのが良いのかわかっていない。
これが JavaScript と Ruby にどのくらい使えるかはわからないけど、たぶんそれなりにはいけるんじゃないかと思う。本当はディスカウントが終わるぎりぎりまで試すべきなんだけど、なんかそれやってると買うのを忘れそうなので「インターネットで使っている人をみかけた」レベルで買ってしまった。
できれば無料で JavaScript くらいは編集できると、まわりにもすすめやすいんだけど、一方でソフトウェアにお金を払うのは良いことなので難しい。$199 も予定外の出費としては高いというだけで、べつに開発環境の値段として高いわけではないし、あらゆるものが無料になって、広告業の人々の慈善事業にされるのは、あまり健全ではないと思う。
ちなみに、20 Years of Java - 20% OFF IntelliJ IDEA はマンガがかわいいので IntelliJ 買わない人にもおすすめです。